イースターホリデーについて
みなさん、こんにちは!
今年もこの日がやってきました、イースター(Easter)!
イースターは「復活祭」と呼ばれ、読んで字のごとく、イエス・キリストが復活したお祝いをする期間で、キリスト教においては一年で最も重要な祝祭です。
イエス・キリストは十字架にかけられ、その後亡くなりました。しかし、その後に生き返ったと「新約聖書」には書かれています。そのキリストの復活を弟子たちが祝うのが復活祭の起源です。
ではなぜ、「Easter」というのでしょうか?
それは、ゲルマン神話に出てくる女神の名前、「エオストレ(Eostre)」から来ているとされています。
この女神は「春」「夜明け」の象徴であり、ウサギたちが春を連れてくる女神に感謝する代わりに卵をプレゼントし(ウサギは卵を産みませんが(笑))、それを女神がみなに配ったところから、今のイースターエッグなどの起源が来ているようです。
それから、400年以上にわたってお祝いされてきている歴史ある祭日なんですね!
どちらも「多産」の象徴であり、卵は復活の象徴となり、今ではこれがなくてはイースターが始まらないと言ってもいいくらいオーストラリアでもどこに行ってもウサギと卵であふれています。
ただ、日本ではあまりなじみがないかと思います。
もちろんキリスト教が西欧諸国に比べて普及していない、という点がもしかしたらあるのかもしれませんが、復活祭の日程が変わる、という点も理由の一つかもしれません。
その訳は、祭日とされた当時に使用されていた暦が現在の太陽暦とは違う太陰暦の一種であったためです。
イースターは一般的に、「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」に祝う行事とされていて、地域等によってもお祝いする日が違います。
実は、ここオーストラリアにおいても基本的にはイースターを挟んで金曜日から月曜日までの間が連休となりますが、州によってもお休みが違っていたりとオーストラリアの大きさと多様性を改めて感じるタイミングでもあります。
また、アイコンとなっている卵・「イースターエッグ」についても、様々な遊びがありますが、代表的なものはイースターエッグハント。
それぞれ特徴あるペイントを施して、それを公園などで隠したうえで、友達や家族と一緒に探し出す、というもの。
オーストラリアではイースターの時期になるとそこかしこで見られるウサギたちと卵。
どういった意味があるのか。なぜここまで熱狂的になっているのか。
その背景と歴史を紐解くことでまた少し、オーストラリアを知れる機会となったなら幸いです。
Happy Easter!!
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