After Gradution
TAFE卒業後の進路
英語を駆使して、「専門分野」という一剣を磨くVETコース。
コースの卒業後の進路はどのような選択肢があるのかをみていきたいと思います。
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オーストラリアの大学に進学する
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オーストラリアで就職する
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ワーホリビザを取得する
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日本に帰国して就職する
1. オーストラリアの大学に進学する
TAFEのディプロマコースを卒業し、学んだ分野をより追求したい方は、大学に入学・編入したりすることができます。職業訓練学校としての色が強く、実践的な技術が身に付けられるTAFEと、学術的な知識や研究ができる大学。学問と実践の2面からアプローチすることで、バランスのよいスキルをもった人材になることが可能です。
さらにオーストラリアの大学は規模が大きく、実験施設や研究施設も整っているため、TAFEで学んだ分野をより深く学びたいという方にもおすすめです。
2. オーストラリアで就職する
TAFEで英語力と実践的スキルを身に付け、現地で仕事を見つけて働くという人もいます。しかし外国人である私たちにとって、オーストラリアで就職するというのは簡単ではありません。TAFEを卒業してから働くには、卒業ビザで働くという方法とスポンサーしてくれる企業を探すという2つがあります。
卒業ビザは、政府が定めた基準を満たすTAFEや大学のコースを卒業した人に与えられるビザのこと。期限は決まっているものの、オーストラリアに滞在して働くことができ、TAFEで得たスキルを活かしてオーストラリアで経験を積むことができます。
そして、より長く働けるのが会社からスポンサーしてもらうビジネスビザ。しかしその条件は厳しく、職業が政府の定める職業リストにのっていること、現地のオーストラリア人より優れたスキルや経験をもっていることが必要です。
いきなりビジネスビザをもらうというのはハードルが高いため、まずは卒業ビザで経験を積んでから現地での経験を積み、そこからスポンサーをしてくれる会社を探すという人も多いです。しかしビザの条件やルールは度々改正されることが多いため、政府の公式サイトをチェックして新しい情報を得ることが大切です。
3. ワーホリビザを取得する
TAFEや専門学校などのVETコースを卒業した後でも、申請時に18歳から30歳までの方はワーキングホリデービザを取得することができます。
ワーキングホリデービザは12ヶ月の滞在と就労が可能で、同じ雇用主の元で最長6ヶ月まで就労することができます。
さらに最長4ヶ月まで就学またはトレーニングも可能です。
2年間のコース(92週以上)を修了した場合は、滞在・就職・旅行などより自由度の高い「卒業ビザ」を取得できるため、ワーホリビザを選ぶ人はあまりいないようです。また、既にワーホリビザを取得・使用した後にVETコースを学習される方も多いですが、もしまだオーストラリアではワーホリビザを取得していない、という方はぜひ利用されることをおすすめします。
ワーホリビザであれば、VETコースで学習し、身につけた技術等を活用し、就職先を見つけることもできますし、もし永住までを視野に入れているのであれば「労働時間の制限」のある学生ビザとは違い、フルタイムでの就業が可能な貴重なビザです可能な貴重なビザですので利用しない理由はないと言えるでしょう。
4. 日本に帰国して就職する
一番多いのが日本で就職するというパターン。TAFEでの学歴がどのくらい日本での就活に役立つかというと、卒業証明自体は直接評価されないものの、専門知識を英語で学んだという点や、身に付けた専門スキルはアピールできるといえます。
TAFEはオーストラリア特有のものであるため日本での知名度は低く、TAFEの卒業証明があることで就活が大きく有利にはならないかもしれません。しかし語学力や海外での留学経験を活かし、英語でのコミニュケーションが必要とされるポジションや、外資系の会社など、国際感覚や英語力が必要とされる場所で働く人も多いです。