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IELTSってどんな試験? 日本で受験できるの?

更新日:2023年8月3日



みなさん、こんにちは!

今日は留学を考えている方なら一度は聞いたことのある英語テスト“IELTS”についてご紹介したいと思います。




[IELTSってどんな試験?]

IELTS(International English Language Testing System)は、英語の実力を測る英語検定試験の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationという機関・団体によって協同で運営されています。

オーストラリアを含む、米、英、ニュージーランド、カナダ、等の英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定する試験です。


4つの英語スキル(Writing, Reading, Listening, Speaking)をはかるテストで、IELTS Academic ModuleGeneral Moduleの2つのmodules(試験タイプ)があります。

また、基本の二つのモジュールとは別に、英国ビザ申請用のIELTSを受験される方は、IELTS for UKVIというmoduleがありますので別途ご確認ください。


Academic Moduleは名前の通り、大学・大学院への留学時に必須となる学術タイプの試験で、試験内容も研究・論文など学術的な内容が中心となり、使われている語彙も実際に大学などで学習する際に必要な学術関連の単語がふんだんに使われています。

一方、General Moduleは、就労や永住などを目的とする際に使用されるとともに、語学学校などへの入学時にもこちらのタイプでの結果も受け入れられています。


ただ、Listeningについては、両方のmoduleで同一の内容が使われています。


採点は、1(最低)から9(最高)の段階評価で示されます。各スキル毎の個別バンドと総合評価としてのオーバーオール・バンドスコアは0.5刻み(例えば、6.0、6.5など)で示されます。正解の問題数によってスコアが決まります。





採点方法の詳細はこちらからhttps://ieltsjp.com/japan/about/about-ielts/ielts-band-scores



[最近のIELTSの動向は?]

2017年には350万人以上が1,100を超えるテストセンターで受験しました。2023年では1,600以上のテストセンターで毎日1万人以上が受験していると思われます。

このようにIELTSの受験者数が増加の一途を辿っています。

その理由は、米国では99%の4年制大学がIELTSを受けて入れているのをはじめ、IELTSを正式に認定している140以上の国において、各国政府・企業・学術機関が世界中に11,000以上あり、教育のみならず就労・移民のための試験としてグローバルに認知されているからです。



[コンピュータ版とどう違うの?]

2021年からはそれまでのペーパーテストに加え、コンピュータでの受験も可能となり、テスト結果もより短い期間で発行されるようになるなど改善されています。

・結果:コンピューター版は3~5日後、ペーパー版は13日後に結果が判明

・予約:試験日が多く、3日前まで予約できる。コンピューターは平日も受験可能

・Writingにおいては、ペーパーテストの場合、ペンで記入し間違った場合はそれを消したり、文章の構成を変える場合などは大変な苦労がありましたが、編集が簡単に行えるので、大幅な時間短縮も可能になりました。さらには、筆記が苦手という人などにとっては、採点を行う試験官にとっても判読しやすくなり、悪筆による減点?もないなどいいことずくめです。

・Readingにおいても、気になる単語や解いていない問題などをチェックしておいて見返す際の時間短縮も可能となり、より問題そのものに取り組める配慮がされています。



[では日本ではどうなの?]

日本でも、海外への留学や就職などを行う人の増加に合わせて、日本国内での受験を望む人の数が増えるにつれて、定期的に開催されるようになりました。

日本では、日本英語検定協会(ブリティッシュカウンシルと共同)・IDP・バークレーハウスなどがテストセンターを運営しており、各団体によって、特典などもありますので詳細は各ホームページをご参照ください。



2010年から、英検などを運営している日本英語検定協会が日本におけるIELTSとの共同運営を開始し、ブリティッシュ・カウンシルとの共同運営を行いつつ、IDPによる直営及びバークレーハウスという民間企業も加わり、日本の受験者数は増加傾向が続いており、2016年には3万7000人が受検したとのことです。

2021年現在、札幌、仙台、埼玉、東京、横浜/川崎、長野、松本、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本、沖縄で提供されており、ほぼ毎日どこかで受験できる体制となっています。

以前であれば都市に出なければ受験ができなかった状況から比べるとここ10年で大きく変わりました。


留学を準備する人は当然ですが、長期でオーストラリアに滞在を計画している方にとっては必ずと言っていいほど立ちはだかる壁の一つでもあります。


オーストラリアで英語で英語を学ぶことも大切ですが、日本で一度受験することもおすすめします。その理由は、


1.新設のテストセンターが多く最新施設での受験が可能であること

2.為替の関係もあり、日本円で支払った方がかなり割安に受験できる

3.実際にスピーキングのface to faceでの試験の場合、点数が高く出やすいかも?


といったものがあります。

最後の、speakingの点数については、本当かどうかわかりませんが、speakingを担当するAIではなく人間の面接官ですので、既に海外で英語に長けた強豪受験者の多いテストセンターで受験するよりも、若干点数が高く出る可能性はあるかもしれません。



[その他の試験との比較]

TOEFL、TOEIC、PTEといったその他の英語試験がありますが、TOEFLはさらにAcademicになった内容となっており、TOEICはご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、世界的には英語の実力を測る基準としてはIELTSに劣ります。何と言っても、TOEICで留学・就職ができる国家・団体機関などは日本や韓国などアジアを中心にかなり限られています。


そして、PTEという試験は、コンピューターベースのみとなっており、オーストラリア・ニュージーランドではビザ申請の際に利用されています。オーストラリアではどこかの試験センターでほぼ毎日行われており、対策アプリなども多数あるなど受験しやすい体制は整っています。


一方、日本では、確認した限り東京と大阪の3か所だけとなっており、ただし、留学・移民といった目的のために受け入れている国・教育機関は限られます。

更に、スピーキングは対面ではなく基本的にAIによる採点となるため、実力としての英語力を図るテストとしては、まだまだ今後の発展に注目すべきテストと言えるでしょう。



今日は、いま最も熱いといえる英語検定試験・IELTSについてご紹介しました。

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