オーストラリアの
大学の特徴
Feature of Universities
オーストラリアの大学の特徴
一口に大学進学といっても、進学方法・期間などを含め大きく違う点があります。
オーストラリアと日本の大学との違いなどを中心にオーストラリアの大学についてご紹介します。
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オーストラリアの大学の特徴
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大学数の数が少ないが総合大学のため規模が大きい
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海外からの多様な留学生の割合が多く一緒に学ぶ
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入学時期は2回。入学試験がないなど
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"条件付き合格"があり、進学方法も違う
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学費が高い
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オーストラリアの大学についてのFAQ
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各種入学方法について
1. オーストラリアの大学の特徴
・大学数の数が少ないが総合大学のため規模が大きい
上の表でご覧の通り、 オーストラリアには日本の約20分の1の大学しかありません。人口で見ても、日本では約15万人に1つの割合で大学あるのに対して、オーストラリアでは約60万人に1つという約4分の1にとどまります。
ただ、これは、オーストラリアにおける大学への進学率が低いというわけではなく、日本の様に単科大学などがなく、文学系の学科から医学部などを含む理系の学部まで多様な学部が一つの大学で学ぶことができる総合大学であるため、一つ一つの大学の学生数・キャンパスなどの規模が大変大きくなっています。
更に、オーストアリアでは国公立の大学が80%以上を占めており、教育水準がオーストラリア政府によってしっかりと管理されており、授業・研究・教授のレベルが高い理由といえるでしょう。
今年発表されたワールド大学ランキングにおいても、100位以内に9大学がランクイン。ちなみに日本からは東京大学を含む4大学のみとなっています。
・海外からの多様な留学生の割合が多く一緒に学ぶ
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、オーストラリアは留学・移民を政府を挙げて
アピールしており、また既にご紹介した通り、ワールド大学ランキングが高いため、そのレベルの高い教育を受けるため、世界中から優秀な留学氏が集まっています。
そのため、大学やコースにもよって違いますが、少なくとも3-4人が外国人とも言われており、最も留学生数が多いとされるメルボルン大学をはじめほぼ半数が留学生という大学・コースもあります。
日本では国際大学に行ってもまず見ることのできない留学生の人気の秘訣はどこにあるのでしょうか?
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英語圏: 英語で学習するのみならず、生活をすることで生きた英語が身につく
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高い教育水準: 講師陣も英語のネイティブスピーカーである
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生活水準: 先進国であり、高い生活水準が保障されている
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大学の体制: 古くから留学生を受け入れてきており、留学生受け入れのノウハウが十分に整っている
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卒業後の就労: 一定の条件を満たせば卒業後に就労ビザ申請が可能
オーストラリアでは三大輸出に数えられる「教育産業」。
官・民・学が一体となって、進めているだけあって、そのレベルと満足度はお墨付きと言えるでしょう。
・入学時期は2回。入学試験がないなど
オーストラリアの大学は2学期制で、2月と7月の年2回の入学が可能です。
ファウンデーションコースやディプロマコースでは年に3-4回ほど入学時期を設けているため、進学を決めてから1年も待たなければいけないといった心配はありません。
ただ、留学生の場合は、入学できる月が決まっていたり、それによってファウンデーションコースからの本課程への入学への流れがスムーズにいかないこともあり得ます。
また、大きな違いの一つですが、日本と違って「入学試験」が無く、入学できるかどうかは最終学歴のGPAと英語力等で決まります。それ以前に日本及び海外での大学に在学した履歴があればそちらの成績も参考にされたり、類似の専攻での入学を希望する場合には、シラバスを基に単位認定の申請なども可能で、認められれば学費と在学期間の短縮が可能です。
入学試験が無いため、偏差値という基準がありません。それではオーストラリア国内で大学に進学を希望している学生はどのように自分の大学が決まるのかというと、Australian Tertiary Admission Rank(ATAR)という基準を基に決められています。
大学のレベルを比べるのに使われているのは世界大学ランキングです。
各種ワールド大学ランキングで上位にある大学はオーストラリア国内はもちろん、世界でも評価が高い大学と言えるでしょう。
最新のワールド大学ランキングはこちらから確認できます。
また、オーストラリアにはアメリカのアイビーリーグにあたる名門大学群、"G8(Group of eight)"があり、オーストラリアにおけるトップ大学でもあり、世界ランキングでも100位以内に入る大学たちが名を連ねています。
・"条件付き合格"があり、進学方法も違う
オーストラリアに大学への出願時に必要な基本書類は卒業証明書(及び成績証明書)とパスポートのみです。
英語の実力が不足していたり、英語テストを予約または受験はしたけど、結果がまだ出ていない場合などでも英語証明なしで出願することができます。
英語などの一部基準が満たされていない場合でも、合格すると"条件付き合格(コンディショナルオファー)"が発行してもらうことが可能です。 *医学部など一部を除く
条件付き合格を受け取った場合には、その条件を満たす、または大学付属の英語コースやDiplomaコースの履修登録などを通じて、条件を満たすことが可能だと判断されるまでは手続きを進めることができません。
入学が確定するのは、各大学ごとにことなる要求事項(Requirement)を満たし、所定の初期費用を支払ったタイミングとなります。
また、まだ最終学歴となる学校を卒業していない場合などにも、この"条件付き合格"を受けることになります。その場合は卒業して成績条件等を満たせばconditionのない最終合格(full offer)がもらえます。
また、日本、アメリカ、カナダなどでは学士課程(Bachelor degrees)は4年制ですが、オーストラリアの大学では、医学部などの一部の学部を除いて基本的には3年制となっています。
これには国ごとの教育制度の違いが関係しており、オーストラリアではYear 11, 12(高校2-3年生に相当)に4年制の大学などでは1年目に学ぶ基礎科目や教養科目を学ぶからです。そのため、3年制では大学入学直後から各専攻の専門分野を学びます。
このギャップのために、日本の高校を卒業してストレートでオーストラリアの大学に入ることは難しいです。
このような教育制度のギャップを埋めるために、大学本課程への準備コースであるファウンデーションコースや、準学士と呼ばれるディプロマコースを履修・卒業することで大学に進学することができるようになっています。
オーストラリアの教育制度についてはこちらのページでご確認ください。
ファウンデーションコースを通じて入学する場合、コース卒業後には本課程の1年次からのスタートとなるため、大学卒業まではトータルで約4年ほどかかります。
一方、ディプロマコースを通じて大学への入学をする場合は、大学2年時からのスタートとなるため、直接入学する場合と同じくトータル3年での卒業が可能です。
・学費が高い
オーストラリアの学費は日本の大学に比べて非常に高く、年間200万円〜300万円ほどかかります。
なぜなら、留学生向けの学費がオーストラリア人及び永住権者向けの学費に比べて、3-4倍ほど高くなっています。
学費は大都市に位置する大学ほど高い傾向があり、郊外や地方にある大学は比較的安いです。さらに留学生には私立大学の方が学費が安い傾向があります。
ただ、学費が高い分、研究などにより多くの投資をすることができるとも言え、「ただ就職で有利になるために大学に行く」という部分が残る日本の大学に比べて満足度は高いと言えるでしょう。
また、少しでも予算を抑えたいという方の場合には、TAFE(州立職業専門学校)やカレッジ(私立専門学校)で提供されているDiploma以上のコースを履修・卒業して大学に入学することをおススメします。
そうすることで、学費が比較的安いTAFE等で取得した学位をもとに、大学に編入することで、大学自体の在学期間=学費を節約して、学士・修士の学位取得が可能となる学科もあります。
2. オーストラリアの大学についてのFAQ
Q. 学校への出願料はいくらかかりますか?
無料の大学もありますが、一部の大学ではAU$50〜150ほどの出願料がかかります。
こちらの出願料はクレジットカードで大学に直接お支払いしていただくもので、弊社への手数料等は発生しません。
Q. 大学の出願は何校まで可能ですか?
ランキングなどや大学の実績などを大学を比較しつつ、第二希望までの2校程度に出願の上、その結果をもとにその他の大学にも出願するかを決めることで、各大学から要求される書類やテストなどの準備にかかる労力を割けることができます。
出願から結果がわかるまでは2週間~1ヶ月ほどかかります。あらかじめ、どういった分野どの大学への進学を検討しているかなど事前にご検討・ご相談いただくことでしっかりと準備できるといえるでしょう。
Q. 英語力が足りないのに出願することはできますか?そのメリットは?
現在の英語力が不足していても、"条件付きオファー(Conditional Offer)"を受け取ることが可能です。また、そうすることで、英語の条件をクリアした後に出願して、定員オーバーになって入学できないなどのリスクを最小化することができます。
その上で、要求される英語テストの点数を取るか、どうしても必要とされる英語の点数が取れない場合は、大学付属の英語コースなどを修了することで英語テストの点数を代替することが可能な場合もあります。
Q. 出願後のキャンセルは可能ですか?キャンセル料は発生しますか?
大学からオファー(入学内定)を受けた後でも、出願のキャンセルは可能です。
また授業料のお支払い前であればキャンセル料は発生しません。
ですので、条件付きオファーまでは早めに取得し、それ以降にどうしても必要な英語の点数や、要求される過程の修了などに集中するなど、予定立てて準備することが可能です。
Q. 大学からオファーレターを受けた後でも入学時期の変更は可能ですか?
可能です。
英語などの入学要件を満たせない場合や、現在通っている課程の修了時期などが後ろにずれこんだり、その他のご家族の事情などによりどうしても入学時期を変更する必要がある場合には、事前に学校側に伝えることでDefer(後ろ倒し)されたオファーレターを発行してもらうことも可能です。
ただ、
英語力などの入学条件を満たせなかった場合や、状況によって入学時期を変更しないといけない場合、学校側に伝えると新しいオファーレターを発行してくれます。
ただし、変更料が発生したり、入学時期を遅らせることで入学審査の過程が変更になることもありますのでご注意ください。
Q. 入学英語条件にTOEICはありますか?
オーストラリアの大学でTOEICで入学可能な大学はありません。
基本的には、IELTS・PTE・TOEFLなどの英語テストが中心となっています。
その際も大学ごとに既定のテストと有効期限がありますので、ご注意が必要です。
Q. 書類審査以外に実技試験などはありますか?
コースによっては、ポートフォリオの提出・実技試験が求められたり、インタビューがある大学・コースもあります。大学ごと、年度ごとにも常に変わっていきますので、最新の情報は一度ココスまでご相談ください。
オーストラリア大学
入学方法のご案内
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ファウンデーションコース
[平均 約4年]
Foundation
学部準備コース
[6ヵ月 - 1.5年]
Bachelor
学士コース
[3年]
ファウンデーションコースは、オーストラリアではなく、他国の高校を卒業した学生がオーストラリアの大学入学に先立ち、専攻基礎と教養科目を受講するコースです。通常、1年間のコースで提供され、成績および入学時期に応じて、属性コース、延長コースに分かれています。コース終了後の専攻を多様に選択することができます。
ディプロマコース
[平均 約3年]
Diploma
ディプロマコース
[8ヵ月 - 1.5年]
Bachelor
学士コース
[2年]
ディプロマコースは、専攻内容をすでに決めた学生には最も人気がある進路です。
ディプロマ修了時、大学2年生からの編入が可能で、直接大学に入学するよりも入学基準が低いため人気があります。
学士または編入入学
[平均 約3年]
Bachelor
学士コース
[3年]
学士課程への直接入学も可能であり、一部のオーストラリアの大学では、高校卒業の学歴のみで1年生への入学を認めています。またオーストラリアの大学では、すでに日本の大学で履修した科目を単位として認めており、学業期間を減らして編入することも可能です。
大学編入を目指す場合は、ご在籍中の大学のシラバス(講義概要)英語版を提出して、何科目分移行ができるかを査定にかけます。
経済的&効率的な選択、
最小限のコストで大学を卒業
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永住への道は十人十色。学業プランだけでなく、永住権取得へと続くプランをご案内しながら、お一人おひとりの予算と状況に合わせてベストの提案をさせていただきます。
一定のDiplomaコースを履修・修了してから大学に編入することで、学業期間を短縮することができ、かつ大幅な学費節約もすることができます。
看護コース
Diploma
[1年]
QUT Bachelor
of Nursing
2学年に編入
[ 3年 or 3年 6ヵ月 ]
総学費: AUD 100,500 ⇒ AUD 94,040 (AUD 6,460の節約)
ビジネスコース
Diploma
[ 6ヵ月 or 1年 ]
Griffith University
40単位を認定し、編入
[ 2年 6ヵ月 ]
総学費: AUD 82,500 ⇒ AUD 73,750 (AUD 8,750の節約)